お仕立て米が買えるお米屋

お米ひろば お仕立て米 野口米店

日本一のお米を組み合わせ自分だけの究極のお仕立て米を作る!

日本一のお米、名人のお米、こだわりのお米、全国の銘柄米を販売しております。

今年も米の価格が上昇はなぜ?

3年続きで米の米価が上昇してます。今年は更に天候不順で高くなる可能性もありますが原因は天候不順だけではありません。

9月5日のNHKのおはよう日本のダイジェストを下記に載せましたので参考にどうぞ!

不足する業務用米 その影響は?

都内の大手百貨店。
所狭しと並んでいるのは、さまざまな具を包んだおにぎり。
そして、色とりどりのお弁当。
手間をかけずにすぐ食べられるとあって、子どもからお年寄りまで、私たちの生活になくてはならない存在になっています。


「1週間に3回くらい(利用する)。
気が楽です。」


「早く家に帰りたいけど、家に食べるものがないとき欠かせません。」

ところが、このおにぎりやお弁当に使われる、業務用のお米に異変が。
この2年で20%、価格が上昇しているのです。

和久田
「お米は、大きく3つの種類に分けられます。
私たちが家で食べる一般の『家庭用米』。
価格が手ごろで、おにぎりや弁当、レストランなどで使われる『業務用米』。
そして、家畜のえさになる『飼料用米』です。」

阿部
「これら3つのうち、『業務用米』が、実は著しく足りなくなっているのです。

農林水産省の試算では、市場で必要とされる業務用米の量は250万トン。
120万トンの生産に対して130万トン不足していることが分かったのです。」

和久田
「業務用米の不足。
取材を進めると、国のコメ政策の変更が影響していることがわかってきました。」

おにぎりが小さくなる?! 業務用米が足りない

リポート:大川祐一郎(経済部)

年間5,000トンの業務用米を使い、おにぎりを製造している食品メーカーです。

2年前に比べ業務用米が2割値上がりし、経営を直撃しています。
取引先のスーパーに値上げを打診しましたが、消費が依然として低迷する中、とても受けられないと断られました。
業務用米の値上がりが続いた場合、どうすればいいのか。



見た目が変わらない2つのおにぎり。
実は、5グラム程度、米の量を減らしています。
今後、こうしたおにぎりを小さくする提案をせざるを得ないと考えています。


食品メーカー 奥正明社長
「非常に経営を圧迫するような環境にある。
自助努力で負担しえない状況。」


なぜ業務用米が不足しているのか。
背景には、家畜のえさとなる「飼料用米」を作る農家が増えていることがあります。
栃木県の農家、仲野英雄(なかの・ひでお)さんです。

これまで、主に業務用米を作ってきましたが、この3年で生産量の半分以上を価格の安い「飼料用米」に切り替えました。
その理由は、「飼料用米」を作ると手厚い補助金を受けられるからです。




「飼料用米」の卸売り価格は1キロ20円ほど。
業務用米の200円に比べると、10分の1です。
この差額を埋める程度の補助金が、国から支給されるのです。
仲野さんの受け取る補助金は10アールあたり、およそ8万5,000円。
年間の総額はおよそ600万円にのぼります。
業務用米は年によって価格が変動しますが、飼料用米は補助金によって収入が安定するため、魅力だといいます。

仲野英雄さん
「コメの値段がどうなるか分からない。
目先の経営は待ったなしですから、どうしても安定した金額の飼料用米に向かうのはやむをえない。」


なぜ国は、飼料用米に補助金を出すのか。
背景には、政府のコメ政策の転換がありました。
これまで国は、農家が生産するコメの量を調整する「減反政策」を実施。
国が直接関与することで、コメが余って価格が値下がりするのを防ごうとしてきました。

しかし、こうした国任せの制度のもとでは農家が競争力をつけることはできないとして、今年(2017年)いっぱいで廃止することにしました。
ただ、コメを作りたいと思っている農家は依然として多く、国としてはいきなり関与をやめるわけにはいきませんでした。



そこで、一定の需要がある家畜のエサである「飼料用米」を作ることを促すため、補助金を増やすことにしたのです。
さらに業務用米不足に拍車をかけているのが、全国に広がる「ブランド米」競争です。



味や香りなどで最高の評価を受けた「特A」銘柄。
これまで業務用米を多く作っていた四国などでも、こうしたブランド米を作ろうという動きが急速に広がっています。




業務用米から「ブランド米」の生産に転換した香川県のコメ農家・川染常男(かわそめ・つねお)さんです。

減反政策の廃止をにらみ、より収入が見込めるブランド米の生産を柱にしようと考えました。
4年前から挑戦したところ、販売価格が2割上がり、手応えを感じています。


川染常男さん
「1つでも2つでも上のクラス、おいしいきれいな米をプラスしないと売れない。
"米はおいしい"と言ってくれたら、舞い上がって一生懸命作れる。」


農林水産省は、ニーズのある業務用の米が足りないという緊急事態に危機感を感じています。

この3か月で、担当者を20か所以上の自治体に派遣。
業務用米の生産にも力を入れてほしいと、農家に呼びかけています。

農林水産省 担当者
「中食・外食で需要が伸びてきているのは事実。
お米がないという声も聞いている。
安定的に彼ら(中食・外食)の需要をとっていくことが重要。」

しかし、価格が安定せず、かつ安価な業務用米の生産を急に求められることに、農家には抵抗感もあります。

農林水産省 穀物課 川合豊彦課長
「中食・外食、コンビニ、弁当業界が求めている品物(コメ)、これの作付けでミスマッチが生じているのは事実。
需要に応じた生産に向けて、しっかり取り組んで行くことが大切。」

コメの消費量

阿部
「経済部の大川記者です。
日本人のコメの消費量は減ってきていますよね。
そうした中で業務用米が足りなくなっているというのはちょっと意外な気もするんですが、どうなんでしょうか?」

大川記者
「こちらは、1人が1か月あたりに消費するコメの量です。
30年ほど前は6キロで、そのうちお弁当や外食は0.9キロでした。



こちらが今になると、3割近くも減っているんです。
ただ、お弁当や外食で消費する量は1.3キロ余りと、着実に増えています。
この部分の供給が足りずに、このまま値段が高い状態が続けば、お弁当やおにぎりなどの値上げ、あるいは店頭価格を変えないままコメの量を減らすといった、事実上の値上げということにもなりかねないんです。」

不足する業務用米 その影響は?

和久田
「この業務用米の不足は、どうすれば解消に向かうでしょうか?」

大川記者
「これまで、コメを生産する農家と、使う側の食品メーカーなどの結びつきは弱く、安定的な取り引きになっていなかった部分があるんです。
農家と食品メーカーが直接結びついてあらかじめ契約することで、一定の価格で業務用米の生産ができるような取り組みを国は一層促していく必要があると思います。
こうしたことはまさに私たちの食の問題で、私たち自身もコメ政策の動向を消費者の問題として見ていく必要があると思います。」