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JA巨額損失で余波懸念

「あきたこまち」値上げも

日本有数のコメ取扱量を誇るJA秋田おばこ(秋田県大仙市)で56億円もの巨額損失が発覚し、コメ流通に不安が広がっている。秋田産「あきたこまち」は全国のスーパーで扱う定番品だが、2017年産は品薄気味だ。同JAが損失を穴埋めしようとコメの値上げに動けば、相場が一段と高値になる可能性もある。

 「契約した量と金額の通り出荷を続けてくれないと困る」。全国展開する大手コメ卸幹部は頭を抱えた。同JAの損失の一因は、ある取引相手からコメ販売の売掛金を回収できていないこと。他の正常な取引相手は今後の仕入れ条件でツケが回るのではないかと気をもむ。

 1月31日に記者会見した同JAの原喜孝組合長は「コメで日本一のJAとしておごりがあった」と認めた。累損を解消する一部原資として内部留保を取り崩す。自己資本比率が8%を下回ることになり、JAグループでの要改善団体に指定される見通しだ。

 財務の立て直しは急務だが「組合員の出資金への減資はしない」(同JA幹部)。であれば売り上げを伸ばし、利益を積み上げるしかない。手段となり得るのはコメ販売価格の引き上げで、流通業者は戦々恐々とする。

 巨額損失の背後には単なる地方JAの不祥事では済まない構造問題も透けてみえる。コメ農家への仮渡し金(概算金)の問題だ。コメを本当に売れるか分からない段階で、同JAは概算金を加算してまで農家を囲い込んだ。結果、無理な販売計画に走ったツケが露呈した。全国でも概算金方式に問題はないのか、点検が必要になりそうだ。

日本経済新聞電子版より