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輸入米、消えぬ増加観測

国産の高値で割安感強く

記録的な猛暑や台風が相次ぎ、国産新米の供給や品質には不透明感が出ている。国産の需給を測るモノサシになるのが輸入米だ。安い輸入米を仕入れる商社や卸が多い年には、国産米が高値となる傾向にある。2018年度の輸入米入札は慎重な出だしとなった1回目に比べ、2回目の落札量がやや増えた。国産の高値予想を映している。

低価格の輸入米は業務用のニーズが大きい

低価格の輸入米は業務用のニーズが大きい

26日に農林水産省が開いた18年度第2回の入札では、米国産を中心に4373トンが落札された。9月の第1回に比べて41%増えた。「米国産のコメは今回から新米に切り替わる。入札の参加者はこれから徐々に増えるだろう」。大手コメ卸の幹部はこう予想する。

1回あたり上限の2万5千トンと比べるとまだ少ないのは、国産米の動向にやや不透明感が残っているためだ。国産米の卸値は4年連続で上昇しているが「さらなる高値では需要が減る」と複数の農協も認める。

一方、9月に農水省が発表したコメ作況指数(100なら平年並み)は北海道が90に落ちこんだ。9年ぶりの「不作」で、収穫量は例年より1割減りそうだ。北海道は主食用米で前年まで国内首位だった。減少分を他産地で補えば、コメ価格全体の下支え要因となる。農水省が調査した9月時点の新米卸値は前年同月(17年産)より1.5%高い。

輸入米の需要は国産米の価格に左右されてきた。国産の卸値が今より2割安かった14年度は、売買同時入札(SBS)での落札量が7千トン程度にとどまった。

15年度からは3年連続で国産の米価が上昇。17年度のSBSは5年ぶりに上限の10万トンまで落札された。国産米全体の生産量に比べれば1%程度だがニーズはある。

強みは国産米に比べた割安さだ。東京都内の業務用スーパーでは、カリフォルニア州などで収穫される米国産「カルローズ」が5キロ1450円、オーストラリア産「オーパス」が同1350円で並ぶ。青森産「まっしぐら」の1690円に比べると14~20%安い。

九州で総菜チェーンを展開するヒライ(熊本市)は1年前から米国産カルローズを使いはじめた。当初はイートインで提供する食品のみに使っていたが、現在は一部の弁当にも国産米とブレンドして使用する。平井浩一郎社長は「人件費が上がる中で原価を抑えるため、輸入米は今後もSBSで確保する」と話す。

日本では減反廃止後もコメ増産は限定的で、価格は高止まりしている。米国は日米物品貿易協定(TAG)交渉で対日輸出増をもくろむ。もともと米国が脱退した環太平洋経済連携協定(TPP)では米国が7万トンの対日輸出枠を得ていた。

業界団体のUSAライス連合会は日本市場の開拓を強化。サンシャインシティプリンスホテル(東京・豊島)では今月、米国産米を使ったスシを飲食店のメニューに加えた。中食・外食で国産と外国産との攻防が激しさを増す。

日本経済新聞電子版より