お仕立て米が買えるお米屋

お米ひろば お仕立て米 野口米店

日本一のお米を組み合わせ自分だけの究極のお仕立て米を作る!

日本一のお米、名人のお米、こだわりのお米、全国の銘柄米を販売しております。

JA、コメ買い取り額上げ

主要産地の作況低く 集荷安定狙う

JAグループがコメの買い取り金額を追加で引き上げている。現在出回っている2018年産米は新潟や秋田など主要産地の作況がやや低く、4年連続の米価上昇につながった。農家がより高値の売り先を探す例もあるため、仕入れ値の引き上げでコメ確保を図るのが狙い。卸値や店頭価格へ波及する可能性もある。

JA全農あきた(秋田市)は、県内の地域農協(単位農協)に払う仮渡し金(概算金)をこのほど引き上げた。18年産米の各品種について1俵(60キロ)あたり500円(4%)を追加払いし「あきたこまち」の概算金は1俵あたり1万3600円となった。地域農協はこの追加払いを原資として、農家への支払額も引き上げる。

秋田はコメ収穫量(主食用)で全国3位だが、18年産の作況(100なら平年並み)は96と「やや不良」となった。夏の猛暑が稲の成長に影響した。

JA全農あきたは1年前の17年産米についても当初の概算金に対して1俵1千円の追加払いを実施していた。概算金の総支払額は18年産はさらに300円高い水準となる。JA全農あきたは「収穫量が足りない分、支払金額の上乗せで農家経営にプラスになるのであればコメも集まるのでは」と話す。

JAしまね(松江市)は、コメを農家から買い取っている。このほどコシヒカリの買い取り額を1俵あたり400円(3%)上げ、1万3300円とした。つや姫は1万3700円と同400円(3%)引き上げた。17年産の買い取り額と比べ、現時点で200円高い。

コメ収穫で全国首位の新潟も天候不順による影響を受けた。18年産の作況は95(やや不良)となった。JA全農にいがた(新潟市)は当初、18年産の概算金を17年産より700円高く設定し、昨年10月には追加で300円上乗せした。昨年12月にコメ卸への販売価格も上げざるを得なくなった。各地での概算金や買い取り額の追加により、幅広い銘柄で卸値や小売価格の引き上げにつながらないか流通業界では警戒が広がる。

品不足を懸念、コメ卸困惑

「どうやってコメ売り場の棚を埋めれば良いのか」――。

大手コメ卸の幹部は悩みを打ち明ける。最も流通量の多かった新潟産コシヒカリは収穫が想定より振るわず、事前契約した量さえ産地側から削減の申し入れがあったという。

秋田産あきたこまちも各地のスーパーで定番品だが、5キロ袋で2千円を下回る小売価格が相場だった。店頭でも値上がりすれば、消費者にとって値ごろ感のある銘柄は少なくなる。

17年産までコメ収穫で首位だった北海道は、18年産は天候不順により2位になった。9年ぶりの不作で、主力の「ゆめぴりか」は需要を賄えない。東京都内のある米穀店は「品質基準を満たせる商品は大幅に減る、と現地から連絡があった」と話す。

小売店によっては福井産「いちほまれ」や宮城産「だて正夢」など、新興のブランド米を複数置いて対応するケースもある。ただ、5キロで3千円台の銘柄もあり、消費者の支持を得られるか実験的な面もある。

コメの概算金とは

▼コメの概算金 JAグループがコメを集荷する際、産地に支払う仮渡し金。全国農業協同組合連合会(JA全農)の県本部が地域農協に払うものと、地域農協が農家に払うものがある。JA全農は買い取り制度への移行を各地で進めている。

日本経済新聞電子版より