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新興ブランド米 粒ぞろい

「コシヒカリ以上の食味」千葉県、20年に新品種

首都圏で新興ブランド米の生産が広がっている。千葉県は「コシヒカリ以上の食味」との前評判の新品種を2020年に投入する。埼玉県の「彩のきずな」や神奈川県の「はるみ」は以前に食味ランキングで最高評価「特A」を獲得したことで増産が進む。コメの国内需要が減るなか個性を打ち出し、地元産米の需要を下支えするねらいだ。

千葉県は作付面積が全国9位と首都圏有数の米どころだ(5月下旬、四街道市内)

千葉県は作付面積が全国9位と首都圏有数の米どころだ(5月下旬、四街道市内)

「新品種はコシヒカリと同等以上の良食味で、大粒で白く、光沢にすぐれ、収量も多く......」。18年12月、千葉県議会本会議で森田健作知事は新品種の魅力を得々と語った。千葉県にとって「ふさこがね」(2006年デビュー)以来の「大型新人」。華々しいデビューを想定し「知事答弁以上の詳細は明かせない」(県生産振興課)ほどの秘密兵器だ。19年度中にブランド名や販売計画を詰める。

千葉県内の作付けシェアはコシヒカリが6割で、「ふさおとめ」「ふさこがね」が続く。主食用米作付面積は全国9位(18年産)だが、日本穀物検定協会が1989年産から現在の5段階にしたランキングで、特Aを得たのはたった1回だ。

県の担当者は「他地域でも作っているコシヒカリだけでは独自性が出しにくい」(生産振興課)と話す。県が開発した新品種が注目を集め、さらに特Aも獲得できれば、県産米のブランド向上に弾みが付く。

首都圏のブランド米戦略で先行するのは神奈川県と埼玉県だ。

「神奈川でもコメを作っていたのか」。県が開発した「はるみ」が17年2月に県産米で初めて特Aを獲得すると、県民からも驚きの声が上がった。特A獲得後、県内のスーパーや百貨店では東北や北陸など米どころのブランド米と並び、目立つ位置に陳列されるケースが増えているという。

18年産の作付面積は前の年に比べて一気に5割拡大し、作付けシェアは40%近くに高まった。19年産は一段の増産を進めつつ、おいしい米作りの講習会を開くなど品質向上にも注力する。

埼玉県が開発した「彩のきずな」も18年2月、県産米として26年ぶりの特Aを獲得し、人気が急上昇。18年産の作付面積はデビューした14年と比べて3.3倍に拡大した。県産米のイメージも向上し、県内農家は「よりおいしいコメを作ろうというモチベーションが高まった」(県生産振興課)という。

首都圏のコメ産地は大消費地に近く、販売先に困るケースは少ない。それでもブランド米に力を入れるのは「おいしいコメ」が全国で増えていることが背景にある。

18年産の最新食味ランキングで特Aを得たのは55品種と過去最多を更新した。徳島や長崎、鹿児島と米どころといえない産地でも特A品種が登場し、今や31道府県が特Aの看板を持つ。新興ブランドが林立し「我々もあぐらをかいてはいられない」(森田知事)。

好事魔多し。はるみと彩のきずなは天候不順の影響もあり、最新の食味ランキングでは特Aから陥落した。神奈川県の担当者は「農家への支援や指導を通じ、特Aを取り戻したい」。新品種を投入する千葉と巻き返しに燃える神奈川、埼玉。おいしいコメをめぐる産地間競争は一段と熱を帯びている。

日本経済新聞電子版より