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早場米、高値で店頭に 宮崎コシヒカリ2%高 消費振るわず

2019年産の新米の店頭価格はおおむね高値で始まった。集荷力を維持したい各地のJAグループが農家からの買い入れ価格を引き上げ、小売価格にも反映されている。夏場に並ぶ新米は早場米と呼ばれ、旬を感じさせる食材としてスーパーの定番だが、消費は振るわない。コメは近年、高値が続いており、消費者のコメ離れに拍車がかかっている。

コメ離れに拍車がかかっている(都内のスーパー)

コメ離れに拍車がかかっている(都内のスーパー)

早場米は新潟県や北海道などの主産地より早く収穫できるコメ。九州南部や四国といった温暖な地域で7月下旬から収穫が始まり、8月上旬ごろから首都圏のスーパーの店頭にも並び始める。

全国小売店の販売データを集計する日経POS情報で、早場米の売り上げ上位品の価格動向を調べてみた。8月中旬の平均価格(5キロ袋、税抜き)は、流通量の多い宮崎産コシヒカリで1789円と前年同時期と比べ2%高い。鹿児島産コシヒカリは1918円と同6%高く、高知産「南国そだち」は1769円と同4%高だった。一方、鹿児島産「金峰コシヒカリ」は同6%安の1898円で、一部ブランドで値下がりしている。

西日本の作柄不良が価格の高止まりを招いている。農林水産省によると、7月15日時点の早場米の作柄は鹿児島県は平年並みだったが、宮崎県と高知県の作柄は「やや不良」だった。収穫前の6月下旬~7月中旬に曇天による日照不足が続いたためだ。早場米の産地では、前年より1週間ほど収穫が遅れていた。

値上がりの背景にはJAグループが農家からの買い付け価格を引き上げたことがある。作柄不良のなか、集荷力の向上を狙って価格を引き上げた分が小売価格に波及した。

JAグループはかつてコメ流通のほとんどを担っていたが、今では全体の4割にとどまる。小売価格の上昇につながる懸念があるものの、JAグループはシェアの維持を優先している。

買い付け価格の引き上げに伴いJA宮崎経済連(宮崎市)は、卸へ販売する宮崎産コシヒカリの相対基準価格を60キロ(1俵)1万7000円と18年産より500円(3%)引き上げた。引き上げは5年連続だ。

都内のある中堅スーパーでは、宮崎産コシヒカリを5キロ袋1880円で販売している。価格は前年と同じで据え置いたが、売上高は8月前半の前年同期比で4割も下回った。「この時期の目玉商品だが、コメ離れで売りになりにくくなってきた」(同社の担当者)と懸念する。コメ全体でも売上高は同期間で1割少ない。

18年の総務省家計調査(2人以上の世帯、外食や加工品を除く)によるとパンの消費額はコメを3割上回っている。炊飯といった調理の手間を省けるパンを選ぶ消費者が増えている。西日本のあるコメ卸は「販売価格の上昇もあり、今年は早場米の仕入れを減らした量販店が目立つ」と嘆く。

早場米は今月末にかけて、千葉など関東産の早場米が各地で出回り始める。既に収穫は始まっており、JAグループが卸へ販売する価格は前年並みとみられる。関東では「梅雨明け後の晴天で生育が回復した。収穫が早い品種の作柄は平年並みになりそうだ」(千葉県のコメ農家)との声も聞かれる。関東産の新米の出回りが増えれば、西日本産の店頭価格も値下がりする可能性がある。

日本経済新聞電子版より