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新潟コシヒカリ、据え置き

代表的なブランド米の新潟産コシヒカリは、2019年産新米のコメ卸向け価格が前年並みで決着した。農家に支払われる仮渡し金(概算金)はJAグループが集荷を増やすために前年よりわずかに上がったが、コメの豊作に伴う供給増と高値続きに伴う消費減で需給が緩むとの観測から、卸向け価格は据え置いた。

JAグループの県本部であるJA全農にいがた(新潟市)が11日、19年産の新潟産コメについて銘柄別に卸向けの販売価格を提示した。代表銘柄の一般コシヒカリは1俵(60キログラム)1万6600円(税別)と、18年産の最終価格と同額だった。

魚沼産コシヒカリは1万9800円、業務用が多い「こしいぶき」は1万4500円と、いずれも前年と同値。前年より上がったのは佐渡産コシヒカリだけだった。下がった銘柄はなかった。

JA全農にいがたは、県内の地域農協を通じて農家向け仮渡し金を19年産米は一般コシヒカリで1俵あたり100円(1%)引き上げた。JA全農にいがたが集荷時に払う金額は増えたが、19年産米の需給緩和を警戒して卸向け価格への転嫁を見送ったとみられる。

農水省の調査(8月15日時点)によると、新潟県内のコメの作柄は「やや良」で平年を2~5%上回る収穫量になる見込み。東日本を中心に8月の日照量が増えてコメの生育が進み、北陸以北でも「やや良」となる見込みだ。

米価は18年産まで4年連続で上昇したが、19年産は値上がりに歯止めがかかる可能性もある。

日本経済新聞電子版より