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コメ作柄、30都道県で悪化

猛暑・台風で品質低下や収穫減

2019年産米の作柄が軒並み悪化した。夏の猛暑や秋の台風の影響でコメの品質が低下したり、収穫量が減少したりする産地が増えているためだ。荷余り観測のあったコメ需給はほぼ均衡する見通しだ。コメの小売価格は供給不足を背景に18年産まで4年続けて上昇してきたが、需給均衡で値上がりが一服しそうだ。

作況の悪化で荷余り感が薄れつつある

作況の悪化で荷余り感が薄れつつある

農林水産省が10月末に発表したコメの作柄概況(10月15日時点)によると、作柄の良しあしを数値にした19年産米の全国の作況指数は99(平年並みは99~101)で前回調査(9月15日時点)から2ポイント下方修正された。

農水省は「西日本で9月下旬の台風17号、東日本では刈り取り後に判明した今夏の猛暑などの被害を反映した」と説明する。全国30都道県で下方修正され、上方修正されたのは青森県のみだった。今回の調査は全国で作付けされた89%のコメが対象で、19年産米の作柄がほぼ確定した。

作柄が最も悪かったのは九州地方。作況指数は「不良」の87で前回より9ポイント下がった。西日本の定番銘柄「ヒノヒカリ」の産地となる佐賀県や福岡県などで、台風17号の風害や塩害で稲が倒れたり枯れたりする被害が続発したためだ。

東日本では夏場の猛暑で生育に支障が出たため下方修正が目立った。

生産量首位の新潟県は「平年並み」の100だが、前回より1ポイント下方修正された。県内の地域農協は「猛暑でコメが白く濁る『シラタ』が増え、出荷できないコメ比率が多くなった」と話す。

北海道は「やや良」の104で、収穫前の日照不足が響いて前回より1ポイント低下した。「刈り取ると予想よりもコメ粒が小さく収穫量が伸び悩んだ」(道内のコメ農家)

JAグループやコメ卸は対応を急ぐ。福岡県本部のJA全農ふくれん(福岡市)は「県内のスーパーへ卸す分で仕入れのめどがつかない。職員が農家を訪ねて集荷に力を注いでいる」と話す。

大手コメ卸は「九州産のヒノヒカリは計画数量の3割しか調達の見込みが立っていない。価格帯が同水準の関東産コシヒカリなどで代替する」と明かす。西日本で東日本のコメがシェアを拡大する可能性もある。

19年産の収穫量は減る。主食用米の収穫量は前年より5万7千トン少ない727万トンに対し、需要量は同8万トン減の726万トン。前回、10万9千トンの見込みだった供給過剰の量は1万トンに縮小し、需給はほぼ均衡する。

コメの小売価格は18年産まで供給不足を背景に4年連続で上昇した。19年産も前年より高値で店頭に並んでいる。別のコメ卸は「値上がりで売れ行きは鈍い。僅かとはいえ供給過剰は5年ぶりで、これ以上は米価が上がりにくい状況」と話す。

今後も売れ行きが伸び悩めば、値上がりに歯止めがかかるとの見方も多い。

日本経済新聞電子版より