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コメ、目立つ品質低下

猛暑で粒に白濁、安全性に問題なし 

2019年産のコメの品質が低下している。夏の高温で、粒が白く濁る被害が新潟を中心に多く発生した。安全性に影響はないものの、消費者の買い控えを懸念する声もある。新米は物流コストの上昇で5年連続で値上がりしており、品質悪化を理由に値下げを求める卸業者もみられる。小売価格の下げ圧力になりそうだ。

コメは粒の色や形の整い方に応じ、産地の農協などが出荷時の検査で高い順に1~3等、等外の4段階に区分する。19年産米は10月末までに収穫がほぼ完了し、各産地の品質も確定しつつある。

産地からのコメの集荷シェアが最も高い全国農業協同組合連合会(JA全農)によると、11月上旬時点で集荷実績のある30府県での1等米の比率は全国で72%だった。18年産に比べ13ポイント下がり、9年ぶりの低水準だ。全国の収穫量では1等米が約70万トン(1割)減るとの推計もある。

暑さで生育が鈍り、コメ粒が白く濁る被害が発生した。生産量がトップの新潟は8月に40度以上の気温に見舞われた地域もある。1等米の比率が33%と、前年産(79%)から大幅に下落した。「刈り取ると予想以上に色の濁った粒が多かった」(県内の地域農協)

スーパーなど小売りの店頭で主力になる新潟コシヒカリ(産地を特定しない一般品)の1等米の比率は16%にとどまり、80%だった前年を大きく下回った。9年ぶりの低さだ。「ひとめぼれ」の生産が多い宮城は59%と同35ポイント下がり、「ヒノヒカリ」の産地長崎も31%と、同33ポイント低下した。

粒の色が悪くても、JA全農は「食味に大きな影響はない。問題なく食べられる」と強調する。ただ店頭では「『本当に新潟コシヒカリなのか』といった問い合わせや苦情が例年より多い」(大手コメ卸)という。品質が低下した銘柄は売れ行きが振るわなくなる可能性がある。別のコメ卸は「品質が悪い分、安くできないかと産地に打診している」と明かす。

品質低下が目立つ新潟コシヒカリは、コメ価格の指標になる。「高級なブランド米を除くと、新潟コシヒカリを超えないよう値決めする銘柄が多い」(都内スーパー)。新潟コシヒカリの販売が低調で値下がりすると他の銘柄がつられて下がったり、代替需要があるコメの値上がりを抑えたりする可能性がある。

新潟コシヒカリはスーパーなどで5キロ2000~2500円程度と、昨年より1割ほど高い価格で並ぶケースがみられる。米価の高止まりが消費を抑えているとの不満は流通業者に根強く、値下げ要求が強まりそうだ。

日本経済新聞電子版より