おこめの話
こちらは、店主がお米の話・・・ときにはお米とは関係ないお話を書いていきます。
意外と知らない【ご飯の炊き方】
暑い時期や梅雨時期などに起こりやすい食中毒。おかずには気を配り、色々と工夫する方が多いかと思いますが、実は肉や魚だけでなく、ごはんが原因となるセレウス菌からも食中毒が発生するそうです。
そこで今回は、この時期からおすすめの「お弁当に詰めるご飯の炊き方」と「おにぎりの作り方」を紹介します。
「お願い!水で炊かないで」意外と知らない【ご飯の炊き方】
まずは、気温や湿度が上がるこの時期からおすすめの「お弁当に詰めるご飯の炊き方」食中毒を防ぐポイントを紹介します!
ご飯の炊き方➀炊飯器に「氷」を入れて予約する
お弁当を作る際、夜にお米をといで、朝に炊きあがるよう予約しているご家庭が多いと思います。
しかし、夏場だと夜でも炊飯器内の温度も高くなるため、氷を入れて予約するのがおすすめ。
お米をといだら、氷を数個入れ、その後にお米の量に合わせて水を調整するだけ。目安ですが、2合ならば6~7個、3合ならば10個程度。いつもより多少水加減を控えめにしましょう。
氷を入れることで、炊飯器内の温度が上がらず、炊飯器内で菌が増殖する事を防いでくれます。
炊飯器メーカーのホームページを見ると、夏場など水温が高いときは8時間以上、冬場は13時間以上の予約はしないよう注意喚起がされています。
なるべく寝る直前にお米を入れ、炊飯器内で放置する時間を短くすることも大切です。
ご飯の炊き方②殺菌効果のある食材を活用!
2つ目のポイントは、炊きあがったご飯に刻んだ梅干しや生姜などを混ぜ込むことで、食中毒予防の効果は高まります。
「固くてぎっちり&べちゃべちゃ」卒業!"ふんわりおにぎり"の作り方!
お弁当の定番アイテムおにぎり。一見簡単に作れるおにぎりですが、その握り方ひとつで味が大きく変わるのをご存じですか?
今回は、誰でもおいしいおにぎりを作ることができる裏技をご紹介していきたいと思います! 食中毒対策にも効果的ですよ!
おにぎりをふんわりさせたいなら、炊き立てご飯は広げて冷ます
おにぎりを美味しく作るには、なんといってもご飯がポイント!
炊き立てをそのまま握るのではなく、ひと工夫することでおにぎりがベチャッとせず、おいしく仕上がりますよ。
手順➀炊きたてご飯を広げる
炊きたてのごはんをバットやお皿になるべく薄く平らに広げます。
この時、ごはんの粒を潰さないように、ふんわり優しくほぐしてください。
手順②ご飯を短時間で冷ます
➀のごはんをうちわであおいで一気に冷まします。酢飯を作る感じと似ていますね。
1分ほどあおいだら、しゃもじでひっくり返して、裏側も同様に1分程度冷まします。
今回使用したご飯は300gですが、量によって冷ます時間は調節して下さい。手をかざして何も熱を感じない位が目安になります。放置しすぎると乾燥して握りにくくなってしまうので注意してくださいね。
たったこれだけでベチャッとせず、おいしいおにぎりが作れるご飯の完成です。
少し冷ましたご飯で、おにぎりを作ってみた
実際におにぎりにして食べてみないと、これだけで本当にごはんがベチャッとしないか半信半疑ですよね。そこで、さっそく少し冷ましたご飯を使っておにぎりも作っていきたいと思います。
また、炊き立てのご飯を冷まさずにそのまま握ったものと、どれほど違うのか、比較レポートもしてみます!
おにぎり作り方➀ラップの上にご飯を広げ、塩を振る
ないか半信半疑ですよね。そこで、さっそく少し冷ましたご飯を使っておにぎりも作っていきたいと思います。
また、炊き立てのご飯を冷まさずにそのまま握ったものと、どれほど違うのか、比較レポートもしてみます!
おにぎり作り方➀ラップの上にご飯を広げ、塩を振る
おにぎりを握れる程度の大きさでラップを広げ、その上にご飯をのせます。
ここでも、ご飯を潰さないように優しく広げたら、塩をひとつまみ振りかけます。
おにぎり作り方②ラップを持ってくるむ
寄せ集めるイメージでふんわりくるむと、ふんわり&もちもちの食感が作りやすくなります。
具材を中に入れる場合は、このタイミングで入れてください。
おにぎり作り方③優しく握る
優しく握って完成です!
炊き立てご飯を少し冷ましたおにぎりはふんわり!べチャッとしないからおいしい
完成したおにぎりを一口。米粒一つ一つがしっかりと感じられ、ふんわりとした食感とともに、ご飯の甘みと塩気が口いっぱいに広がります。
もちろんベチャッともしていません。程よく水分が飛んでいるにもかかわらず、しっとりとした味わいです。